|
 |
 |
すべて表示 |
 |
|
 |
 |
魂ラジ放送研究会 |
|
 |
「棚つかnight」と題して、ニッポン放送の誇るレコード集から、
福山さんセレクトのアナログ盤を最高の音質でお届けしようという今回の企画。
地下4階にある保管室の棚と棚の間に机や椅子、機材を運び込みLOCK ON!しました。
昨日のU2の2曲に続けて、さっそく次の曲のためにせっせと作業する福山さん。
自らアナログ盤をセット、針を合わせていたんです。
真剣に取り組みすぎて、マイクに背を向ける福山さん。
S「ちょっと、マイク!背向けないで(笑)」
F「今ちょっとやってるから。」
カセットやCD世代からすれば、音楽はコンポにセットすればボタン一つで流れるもの。
でもレコードの場合、自分で針を合わせてやらなければいけません。
セッティングしながら、未だにどの曲を選ぶかを悩んでいます。
F「このアルバムはどの曲もいいからなぁ〜。」
S「もうロックバーの店主みたい(笑)」
F「次はDavid Bowieの名盤です。」
S「ジャケットがボロボロ!」
F「アルバム名は『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』。その邦題が『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ』だって。日本語にしちゃうと、もう意味が分からない(笑)」
S「当時は変な訳とかありましたからね。」
F「このアルバムからもいっぱいかけたいんだよねぇ〜。」
S「一応、ひとつのアルバムから一曲でお願いします。」
F「えぇ〜。だって『Ziggy Stardust』かけたら『Lady Stardust』も聴きたくなるじゃん!」
S「まぁ、そうですけど。」
F「とりあえず聞いてもらいましょう。David Bowieで『Ziggy Stardust』!」
【3曲目:David Bowie『Ziggy Stardust』】
かけ始めた途端…
F「あぁー!かっけー!チューニング合ってねぇ!かっけー!!あぁー!チューニングずれまくってるぅ!」
はしゃぎまくり。
ヘッドフォンをつけながら完全に自分の世界に入ってます。
このアルバムは1972年に発売され、他の星からやってきたZiggyがロックスターとして成功し、没落していく姿を物語として曲の構成で描いているとのこと。(ウィキペディアより)
F「これはコンセプトアルバムですね。」
S「昔は物語構成のアルバムっていっぱいありましたよね。」
F「あったね〜。」
S「Styx(スティックス)の『Mr.Roboto』とか。」
F「ドモアリガート、ミスターロボット」
(ロボットのような単調な読み方で、変わったリズム)
S「ほんとにこんな曲だった(笑)みんなでやったなぁ〜。」
F「The Whoのロックオペラ『Tommy』もあったね。」
S「あぁーあった!」
F「そんなこと言ってたらThe Whoも聴きたくなってきちゃった。ちょっとお願い!」
さっそくスタッフが探しに行きます。
S「福山さんだけじゃなくスタッフも『俺、これ聴きたい』ってどんどん出してきて、後ろでなんかうるさいんだよね(笑)」
F「もう順番だから。」
列をなすように、スタッフもお気に入りのアナログ盤を出して薦めています。
これだけの音質で聞ける機会もほとんど無いので、みんな必死です(笑)
F「とりあえず『Ladydust』かけながら話そうか。」
S「もう完全にFMの伊藤政則さんの番組みたいになってきた(笑)」
【4曲目:David Bowie『Ladydust』】
F「いや〜これも良い曲なんだよ。ロックアルバムにピアノの音を取り入れるところが異質でさ。でもなんといってもメロディが良い!たくさんのアーティストがカバーしてるし。」
S「これは長崎時代に聞いてたんですか?」
F「いや、東京来てからだね。長崎のころはSex PistolsとThe Clushだけ。大事なことはすべてそこにあると思ってたから。」
S「なるほど(笑)」
F「パンク原理主義者だったんです(笑)」
ここでそのうちの一つ、Sex Pistolsのアルバム『Never Mind the Bollocks』(1977)を取り出す。
F「このジャケットが最高だよ。もう全部かけたいなぁ。俺全部弾けるなぁ〜。」
S「Pistols歌って弾いてるとこ聞いてみたいなぁ〜。」
リストを見つめながら迷う福山さん。
F「やっぱり全部…」
S「それは困ります。」
F「じゃぁ、小原さんのリクエストを聞きましょう。」
O「いいんですか?『God save the queen』で。」
F「じゃぁ、それかけましょうか。」
でも曲が始まってみるとみんなザワザワ…。
何かが違うような違和感。
F「やべぇ!B面かけちゃった!」
S「アナログ盤だとよくあるパターン。」
F「なんか違うと思ったら。すいません、ちょっとやり直します。」
今度こそ、
【5曲目:Sex Pistols『God save the Queen』】
F「小原さんどうですか?」
O「全部聞きたくなりますね!」
F「♪No future yeah~♪あんたに未来はない!」
ノリノリで歌う福山さん。
肌寒い保管室に低いビートと福山さんの声が響きます。
F「歌詞カードよく見ると『放送禁止』って書いてあるんだよね。」
S「判子がポンっと押されてますね。」
F「当時は英国王室を批判してる歌だと言われてたから、ダメだったんでしょ。でもそれが日本の少年たちにとっては『よく分からないけど、なんかヤバそう。かっけー!』って感じられたんだよね(笑)」
勢いは止まらず、さっそく次のアルバムへ。
今度取り出したのは、Bryan Adamsの『Reckless』。
F「このアルバムはよく聴いたなぁ〜。」
S「僕もバンドでコピーとかしてました。」
F「まじ?じゃぁ彰久のリクエスト聞こうかなぁ。」
S「本当ですか!?」
めちゃめちゃ嬉しそうな荘口さん。
S「コピーしたのは『Somebody』だったんですけど、実は『Kids Wanna Rock』やってみたかったんです。」
F「Kids wanna rock〜♪このアルバム全部良いんだよね!」
S「そうなんですよ〜。」
F「俺この台詞もう何度も言ってるわ(笑)」
S「確かに(笑)」
F「やっぱ甘酸っぱくなるのは『summer of ‘69』なんだよなぁ」
S「それも良いですね〜。」
F「じゃぁ…2曲続けて。」
S「お互いかけたいものがありますからね。」
F「だってさ、どっちも短いもん!合わせても6分程度。」
S「いいと思います!」
F「じゃぁアウトローで俺が軽くしゃべるから、曲の入れ替わりで彰久がしゃべって。」
S「分かりました。」
最初は自由な福山さんを止めていた荘口さんも一緒のサイドに。
2人そろって好き放題です(笑)
F「これ何の番組だろ(笑)自分たちがかけたい曲をただかけまくるっていう。」
S「もはや放送研究会ですね。」
F「アマチュアの番組になってる…。」
S「やっちゃいけないことをやっちゃってるのかな…。」
自覚はあるようですね(笑)
リスナーを置き去りにするほどの怒涛のラインアップ。
ここまで5曲を振り返りました。
明日は残りの4曲についてお伝えします!お楽しみに(^^)
|
 |
|
 |
|
 |
 |
投稿時間:2012-07-03 22:09:19 |
|
|
 |
|