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魂ラジブログ
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12月20日 魂ラジレポート
秋元康さん×福山雅治A
昨日に引き続き、秋元康さんをゲストに迎えてのトークの様子をお伝えします。
高校生の頃に放送作家としてデビューして以来、日本のエンタメ界をリードされてきた秋元さん。現在はAKB48グループの総合プロデューサーを務め、そのほとんどの楽曲の作詞も担当されています。どれほどのペースで、どうやって作詞をされているのかということについては福山さんも興味津々の様子でした(^^)

F「今は本当にたくさん詞を書かれてると思うんですけど。」
A「1日2曲書いてます。」
S「すごいなぁ。」
F「そうするとEveryday女子高生みたいな感じになるんですか?メンタル的には。」
A「頭は全力で回転してますよね。何か自分の経験の中で歌になることはないかって。」
F「曲は書かれないわけですから、曲先でくるわけですか?」
A「20曲くらい入ってるCD-Rを50枚くらい聞きます。大体1000曲くらい。」
F「曲を選ぶのも秋元さんの作業なんですか?」
A「そうですね。今度はこういう方向性でやりたいってことを伝えて、上がってきた曲の中から選んで作業する。たとえば、「RIVER」って曲はイントロの直しを50回くらい延々とやりましたね。僕は音楽に関しては具体的に指示できないのに、イントロとかすごくこだわりがあるから『そうじゃないんだ。そうじゃないんだ。』って手探りの状態でやってますね。」
F「音楽言語ってあるじゃないですか。その音楽の専門用語を使わずに指示を出すわけですよね?そうすると、受け手は秋元さんが何を言いたいか理解するまでにすごく時間がかかりますよね。」
A「そうですね。はじめはすごく時間がかかるんですけど、AKB48が誇る田中っていう天才ディレクターがいるんですよ。言うなれば僕は赤ちゃんみたいなもので、僕が『オギャーオギャー』と言ってるものをそいつが音楽言語に直して『秋元さんが言ってるのはこういうことなんですよ。』ってアレンジャーとかに伝えてくれるんです。」
F「自動翻訳機みたいな素晴らしい方がいらっしゃるんですね。」
A「この男は本当に天才で、僕はガヤ職人って呼んでるんです。AKBは大人数で歌うので、曲の中に歌詞とは別に一言入ってたりするんです。たとえば「フライングゲット」って曲だと『NaNaNa』とか。そういうのを考えるのが天才的にうまい。」
F「「オキドキ」とかすごく良いですよね。チャチャチャっていうのがすごくくるんですよ。」
A「聴きこんでくださっていて嬉しいです。AKBファン、SKEファンを代表して御礼申し上げます。」
F「いやいや、とんでもないです。じゃあ、田中さんと出会われる前もそうやって翻訳してくれる方はいたと思うんですけど、『これだ!こういう奴を待ってたんだ!』っていう感じなんですか?」
A「まさにそうですね。何がないと困るかって言ったら、田中ですよ。田中がないと困る(笑)僕も1日3時間ぐらいしか寝てないんですけど、僕が朝の5時に電話しようが夜中の2時に電話しようが、24時間態勢で対応してくれて、『あのさ、あのイントロなんだけど、なんか気持ち悪いんだよね。』ってところから解読してくれて。」
F「素晴らしいですね。そうやってトランスレートしてくれる人がいるっていうのは。だって、こういきたいっていう感性を言語化するのも大変だし、それを具現化するのはさらに大変なことですから。ほとんどの場合は曖昧な中で進んでいって、『この人がいいって言ってるからいいか。』って、なんとなくギリギリのところでゴーサインを出す。そういうことって多分僕もあるんですよ。僕も田中さんが欲しいですね(笑)」
A「欲しいでしょ?(笑)福山さんもそうだと思うんだけど、僕らの仕事って自分が勝負を賭けるときに七人の侍を集められるかどうかなんですよ。たとえば映画を作るときに僕が『ここに赤い椅子が欲しいんだよね。』と言ったとする。その赤は朱の赤なのか、そうじゃないのか。それがぴったり合う人じゃないと共同作業ができないじゃないですか。僕は33年間、桃太郎のように生きてきて田中という雉と出会ったわけですよ。それを見つけるのは大変ですよね。」

今年だけでも5曲のミリオンヒットを世に送り出した秋元さんですが、秋元さんが思っていること、感じていることを正確に読み取り、指示してくれる田中さんという心強い味方を手に入れたことでスムーズに楽曲制作ができるようになったそうなんです。秋元さんがどれだけ田中さんを信頼しているのか、すごくよく伝わってきますね(^^)

F「秋元さんがクリエイターとしてデビューされて33年間、もどかしい思いをしていたこともあるってことですよね。僕もデビュー当時、自分の才能に自信も確信もあるわけじゃない。『僕が間違っているのかな。』と思うこともありました。当然周りの方が先輩だし、よくできてるし、自分が作るものよりも明らかにちゃんとしたものだってことはわかる。ちゃんとしてるんだけど、あんまり好きじゃなかったり(笑)そういうもどかしさはありましたね。」
A「でも、最終的な決め手はそこなんですよ。正解がないですから好きか嫌いかで判断するしかないんですよ。最初は色々な人に気を使いながらやるんだけど、最終的には『自分の好きなものしかやりたくない。これで売れなくてもいいんだ。』って結論づけちゃうんです。」
F「そうですね。でも、そうは言っても『好きなものだからこそ売れたい。多くの人に知ってほしい。』って思いもある。そういうときの勝負勘とか『俺は間違ってない。』と思ってゴーサインを出すときっていうのはどういう風に決めてるんですか?ギャンブルがお好きだと聞いたので、僕の邪推ですけど、ギャンブルに身を投じる中でその見極めが身についてらっしゃったのかなと思ってたんですけど。」
A「ギャンブルというよりも、『何かしてないとダメだ。』っていう気持ちが放送作家としての長い経験からあるんですよ。つまり、Aという曲があったら、次に似たような曲を出しても8掛けになる。次もまた8掛けになる。新しいことを常に模索していないと不安になる。現状のAKBに不満があるわけじゃないけど、新しいことをしないと飽きられる。」
S「ファンの方は『秋元さんは来年とんでもないことをやるんじゃないか?』っていつも思ってますよ。」
A「それはもちろん考えてますよ。福山さんもそうですよね。アーティストだから自分で発していくんだけど、どこか客観性もある。」

○ラジオネーム:ももさん(長崎県・18歳)
「昔の歌詞を書き直したいと思うことはありますか?」

A「書き直したいと思うことはないけど、下手だなと思いますね。作詞に良い悪いはないし、どっちが正解かっていうのもないんだけど、ただ『いまの自分だったらこういう書き方はしないし、こういう言い方はしないな。』っていう思いはありますよね。」
F「そうですよね。僕は今回、年末の無流行歌祭。あれは「フライングゲット」の飛翔入手からパクったんですけど(笑)」
S「本人の前で言っちゃった(笑)」
F「昔の曲を6曲くらい書き直しました。」
A「すごいですね。それはそれで面白いと思いますよ。僕の中では詞にならないことをどれだけ書くかってことがテーマなんですよ。大沢誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」って曲がありますけど、途方に暮れるって言葉をロックにのせるってすごいことだと思うんですよ。たとえば、バラードだったら、星がきれいだってことよりも、バスルームの排水口に自分の長い髪が吸い込まれてここで一つ何かが終わったってことを書きたい。そういうことがどれだけできるかってことを常に考えてきましたね。」
F「歌詞書いたときには自分で歌ってみるんですか?」
A「歌ってみます。家で。」
F「それ大事ですよね。僕も書いてOKだとは思わないようにしてて、歌入れの前に仮の歌あてをする日を必ず設けるようにしてるんですけど。そこで『なんか違うな。』って思ったら徹底的に直すようにしてるし。料理と一緒で歯ごたえとか舌触りが良くないものはダメなんですよ。」
A「まったく同じですね。AKBの場合も仮歌のお姉さんがいるんですけど、仮歌を入れてもらって直しますね。で、メンバーの歌入れの後も直しますね。みんなが『発売日に間に合わないんじゃないか?』ってハラハラするくらい。発売日を飛ばしてでも直したいですね。」
F「そこは自分の判断基準ですからね。僕もいつも発売日の1ヶ月前くらいまではやってますね。」

今回、リスナーのみなさんから本当にたくさんの質問が届きましたが、みなさんと同じく福山さんも秋元さんに聞きたいことがたくさんあるようで、大変話が盛り上がりました。

明日も秋元康さんを迎えてのトークの様子をお伝えします。
お楽しみに☆
投稿時間:2011-12-20 21:52:28
 
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