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3月18日 小原信治の草の根広告社
20年前、僕は…。

 昨日、学芸大学の千本桜ホールという小さな劇場で舞台を見た。
『マフィアは電柱の根元に葉巻を置いたか?』
 アミューズの若手俳優集団「プレステージ」の面々によるサスペンスコメディだ。その中の三人(今井隆文くん、春日由輝くん、結城洋平くん)は去年、僕の手掛けた『畑のうた』という番組で「スイカボーイズ」という名で三ヶ月間スイカを育ててくれたのをきっかけに、今はニッポン放送で放送中の農業番組「The Voice of Farmers」にも出演してくれている。
 舞台はそんな彼らの本業が、農業ではなく俳優であることを(笑)、そして、40歳の僕自身が、気を抜くと忘れてしまいそうになる何かを、改めて思い出させてくれるものだった。それは「必死」。20代の若手俳優である彼らの舞台には、とにかく「ここから抜け出したい、もっと上に行きたい」という「必死さ」が溢れていると僕には感じられたのだ。
 「必ず死ぬ」と書いて「必死」。
 何気なく使っていたこの言葉の成り立ちに、17歳の時、ふとした瞬間気づいた時から、この「必死」という言葉は僕の中にどっしりと根を張って、僕を鼓舞し、支えて来た。
「必ず死ぬから必死に生きる」。
 19歳の終わりにひょんなことから放送作家という肩書きを手にし、流れに身を任せたまま、就職もせずに、筆一本で生きてゆくことになった僕が、20年この世界で生きていられているのは、周囲の人々が与えてくれたたくさんのチャンスと、そのチャンスをモノにしなきゃと「必死」になって来たからだろう。そんな僕も、チャンスを与えられる側から、与えることの方が圧倒的に多い立場になった。だからこそチャンスをモノにする為に「必死」になることを忘れがちだったりする。でも関係ない。たとえチャンスが与えられるものから与えるものになっても、そして、チャンスを自分自身の手で作り出さねばならなくなった今も、「いつか必ず死ぬ」ことに変わりはないのだ。
 そんなことを改めて考えさせてくれた昨日の舞台。僕は、20年前、僕が必死だったからこそ、20年後の今があること、そして、20年後の為に必死にならなきゃということを改めて気づかされた。小さな舞台の上で、20年前の僕と同じように「必死」で上に行こうともがく若い俳優たちの姿に。

小原信治

アミューズプレステージ公演
『マフィアは電柱の根元に葉巻を置いたか?』は、
3月22日まで 学芸大学駅徒歩1分 千本木ホールにて上演中です。
投稿時間:2010-03-19 00:02:46
 
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