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1月7日 小原信治の草の根広告社
初夢→『龍馬伝』→『FREE』な夜明け。
 
 気がつくと、僕はラーメン屋になっていた。
「このままじゃ潰れちゃいますよ」
 スタッフの女の子が悲しそうに嘆く。もう一ヶ月以上、客の来ない日が続いていた。
「ここのラーメン、凄くおいしいのに…」
 その時、僕に神の啓示とも言えるひらめきが舞い降りた。
「そうだ、ラーメン婚だよ!」
「ラーメン婚?」
 そう、赤字覚悟の大盤振る舞い。ラーメン好きカップルの披露宴を文字通りうちのラーメンで祝うのだ。三百人もの列席者たちがうちのラーメンを食べている。「この麺のように長くコシのある夫婦に…」なんて気の利いた挨拶をする人がいる。引き出物もうちのラーメンと夫婦ラーメンどんぶり。もちろん、披露宴でうちのラーメンを初めて口にした列席者の多くが、後日うちのラーメン屋を訪れたのは言うまでもない。
「店長、良かったですね」
 僕はアイデア一発でスタッフの女の子の笑顔を取り戻すことに成功した。

 何だこりゃ?とお思いの方も多いだろう。僕自身、何だこりゃ?と思ったのだから。でも仕方ない。これが、僕が一月二日の夜に見た、2010年の初夢だ。たぶん、正月に父の実家から届いた「熊本ラーメン」を食べたせいだと思うけれど、まるで、映画「男はつらいよ」で寅さんが見る冒頭の夢物語のような、近年希に見た、何だこりゃ?な夢だった。

 そんな安っぽいサクセスストーリー的初夢で幕を開けた新年一月三日午後八時。襟を正して、待ち待った大河ドラマ『龍馬伝』を見た。職人芸のような汚しと数台のプログレッシブカメラによる映像も、ストーリーの組み立て方も、もちろん、昨年、福山さんの道標ツアーで御一緒させて頂いた柘植さんによるキャラクター造形も、今までの大河ドラマにはない新しさを感じた。
「どうして目クソは目頭から出るがじゃ?」
 どうしてクソみたいな上士のせいで下士が涙を流さねばないないのか、というダブルミーニング。それを龍馬が気づいて言っているのか、或いは天然で言ってるのか。それを観る側の解釈でどちらとも取れるようにしたと思われる絶妙な言い回しに舌を巻いた。
「ちっくと」
 今年は日常でも土佐弁が出るくらい癖になりそうだ。

 その夜、気になっていた初夢の「ラーメン婚」についてネット検索。「ラーメン婚活」というのはあるみたいだけど、さすがに「ラーメン婚」というのをやってるところはなく。でも、何だこりゃ?の初夢にも通ずる、興味深い本と出逢った。

 クリス・アンダーソン著『FREE〈無料〉からお金を生み出す新戦略〜』

 デジタル化で急速に広がっている「無料」という概念。著作権保持者の生産コストを除いて、量産と流通に通信料以外コストの掛からない映像、音楽、書籍、コンピューターブログラムなどなどが次々と「無料」になっている世界で、どのようにお金を生み出していくかを考察したベストセラーだ。

 最初に目を引いたのは、英語の『FREE』には、「無料」の他に「自由」という意味がある、という一文。

 著作物を生み出すことでごはんを食べて来た僕自身、読みながら何度も首を傾げた箇所もたくさんあったけれど、「まずはたくさんの人に知って貰う為に無料で配布し、後日別のもので回収する」という僕が観た何だこりゃ?な初夢にも通づるビジネスモデルもたくさん載っていて、正月早々、こんな予言的夢を見た自分自身とともに、とても興味深い一冊だった。

 好むも好まざるも、今年はこの「FREE」化がもっと進んでいくのだろう。だとしたら、これまで以上にその波にうまく乗っていくよりないのだろう。そう、新しい時代の幕開けという荒波に果敢に乗り出して行った坂本龍馬のように。なんてことを想いながら幕を開けた2010年でした。

 というわけで、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。(放送は2日にもありましたが、このブログは今年初なので)
 2010年もよろしくお願い致します。

 さあ、ちっくと、走り出すかの(^_^)v

 小原信治
投稿時間:2010-01-07 11:58:56
 
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