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7月16日 小原信治の草の根広告社
クスリが飲めない時のクスリってなあに?

 風邪をひいた。
喉が腫れ、鼻がぐずり、でもって発熱もあったので近所にある行きつけの病院に行った。
「あー、風邪ですね」
 いつもの担当医ではない、若くて美人だったけど、物凄く無愛想な研修医が喉にライトを当てるとそう言った。
「あの、新型インフルエンザとかじゃ…」
「お薬出しときます」
 遮るようにそう言われて、診察は終了。呼ばれてからほんの2、3分で終わった。
 処方箋を貰って、薬局へ。そういや薬といえば昔は全部病院の中で処方されていたのに、いつからパチンコ屋の換金みたいに外部の薬局で処方されるシステムが出来たんだろう。これも規制緩和って奴なのか?いちいち駐車場から車出して別の駐車場に移動させなきゃなんねーなんて面倒臭ぇぞ。足腰の悪い高齢者の皆さんは大変じゃないか。なんて思いながら、処方箋を提出。5分後、出て来た薬を貰ってびっくりした。
「こ、こんなに飲むんすか?」
 鼻づまりの薬に、喉の痛み止め、喉の炎症を抑えに、熱を下げる奴に、薬が強いのでという胃薬もという計五種類。
「これ全部飲むんですか?」
 僕が聞くと、「先生の方で処方されてますから…」と答えるだけの薬剤師。なんだかなあと思いながらも、早く直さないと仕事に支障が出る為、早速家に帰り服用…したまでは良かった。問題はそこからだった。
「あ、そういや俺、もう1年以上、薬って飲んでなかった」
 そう、農業に関わるようになって、僕らの師匠である無農薬野菜を作っている齢80歳のおばあちゃん先生から、「生まれてから一回も薬なんて飲んだことがない、熱を出しても寝てりゃ直るよ、ハハハハハハ」という話を訊かされて以来、僕は常備薬だった花粉症の薬から、それまで飲んでいた一切のサプリ類も服用を止めてから、1年が経っていた。おまけに日々食べているものは無農薬野菜をメインにした自炊ごはんばかり。この一年、酒などに含有されているであろう微量の化学物質を除けば、一切のケミカルを摂取せずに生きてきた無農薬野菜のような身体だったのである。そんな身体に突然入って来た5種類の薬はキツかった。普段飲み慣れている大人ならなんでもない量なんだろうが、
僕は服用した瞬間に頭がクラクラし、15分で眠たくなって、まるで強い酒を朝まで飲んだような眠気に襲われてしまった。ボーッとする頭で、眠い目擦りながら仕事をこなし、翌日の仕事の為に飛び乗った最終の新幹線シートに身を埋めた瞬間、眠っていた。そして、その眠気は翌日の夕方まで尾を引いた。
 というわけで僕は、処方された薬を一回飲んだだけで服用を中止した。
「…ダメだ、自力で直すしかない」
 分かったのは、薬って一度飲むのを止めてしまうと、飲めなくなってしまうということ。農作物もそうだけど、農薬を使ったことのない畑にあまりに害虫が多いからと突然農薬を撒くと、虫だけでなく、農作物までもが枯れてしまう。
 つまり、無農薬野菜みたいな身体になってしまっていた僕には薬が強過ぎたのだ。もしも今の僕がそれでも薬を飲むとしたら、子供用しかないのだろう。
 というわけで、今、僕は風邪をひいているが、飲める薬がない。薬が飲めない時の薬ってなんだろう。おそらく栄養を獲って、ひたすら眠るしかないのだけれど…本当に身体に良い暮らしを続けるってことは、こんなリスクも負わねばならないんだということを学んだ夏の一日でした。

小原信治


投稿時間:2009-07-16 21:44:38
 
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