福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル 魂のラジオ 毎週土曜日23時30分から25時までオンエアー。
魂ラジブログ
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2月5日 小原信治の草の根広告社
本当につまんなくなったのは自分自身なんじゃないだろうか?

「最近、洋服屋に行ってもつまらないんだよね」
と言っている人がいた。僕自身、そう感じたことがあったので、「どうして?」と聞いてみた。
「だって、この冬なんて黒ばっかりなんだもん」
とその人は言っていた。確かにそうかもしれない。不況だから、来年も再来年も着られるような、流行に左右されないコストパフォーマンスの高い服を作るしかないのかもしれない。「人が消費に飽きてしまったんだと思うよ、買い物から得られる快感に飽きてしまったんだと思う」という人もいたけど、それが本当なら資本主義はオシマイではないか。なんて分析はさておき、僕も、これを読んでいるあなたもきっと言ったことがあるであろう「最近、○○がつまらないんだよね」という台詞。僕はそう言い掛けた時、いつも立ち止まってこんな風に考えることにしている。
「待てよ?本当につまんまなくなったのは楽しめなくなった、楽しいと感じられなくなった自分自身なんじゃないか?」と。
 若者のラジオ離れが進んでいるらしい。こんな仕事をしていると久しぶりに会った同級生なんかに必ずと言っていいほど「最近のテレビってつまらないよね」と言われる。でも、ラジオもテレビも、作っているからというだけじゃなくて、ちゃんと聴けば、ちゃんと見ればおもしろいものはまだまだたくさんある。確かに「同じような番組ばっかりじゃない」とか色々言いたいことはあるだろう。でも、「最近つまんなくなったよね」と一蹴する前に、ちょっと考えて欲しい。
「つまんなくなってしまったのは、楽しめなくなった自分自身じゃないだろうか?」と。
 子供の頃は見るもの、聞くもの、なんでも楽しかったはずなのに、大人になった途端、何もかもが色褪せて見えてくる。それってヤバくないだろうか?感性が鈍ると人は老け込む。だから、僕は立ち止まる。そして、つまらなくなったと口にする前に、必死でそこに「まだおもしろい」と感じられるものを探すのである。それが洋服屋でも、テレビでも、何でも。
「農業は地味だし、儲からないし、つまらない」と言って、後を継がず、上京してサラリーマンになった僕らの父親世代の人たち。確かに、農業を農作業と見てしまうとちっともおもしろくないと思う。でも、農業を自然と共生しながらのクリエイティブなモノ作り、という見方をすれば、とてもおもしろい仕事なのになあ、と畑で無心で草むしりをしながら僕は思う。
 先日、魂ラジにも取材に来て下さった雑誌「BRUTUS」の今号の特集は「みんなで農業」。
 僕が手掛けているテレビ番組『畑のうた』に登場する若い農業家の方々もそうだけど、この特集に登場している方々も、みんな「まず、農という暮らしを楽しんでいる」気がした。儲かるから、とか、自給率を上げなきゃ、とか、仕事だからやらなきゃというだけじゃ、絶対に続かない。
「まずは、それを楽しいと思える自分であるかどうか」
 そういう感性があれば、きっとどんな仕事も、勉強も、生活も、恋も、楽しめるような気がする。生きることが楽しくなる気がする。そう思うからこそ、僕は「最近、○○がつまらなくなったなあ」と言い掛けた時、口に出さずに立ち止まる。
「待てよ?本当につまんなくなったのは楽しいと思えなくなった自分なんじゃないか?」と考え、そこに必死で「おもしろい」と感じるものを探す為に。

 とかやってれば、いよいよ迫った40代も楽しく生きられるような気がする。
ゆーワケで1時間半ほど早いですが、この場をお借り致しまして…。

「福山雅治さん、40歳のお誕生日、おめでとうございます」

小原信治



投稿時間:2009-02-05 22:21:48
 
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