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10月15日 魂ラジレポート
福山さんと緒形拳さんの深い関係。
ニュースなどでご存知の方も多いかと思いますが、俳優の緒形拳さんが10月5日に71歳でご逝去されました。
福山さんと緒形さんといえば、福山さんの二本目のドラマ1993年の「愛はどうだ」で共演して以来の仲。

F「役者として、表現者としての『層』を教えていただいたのは緒形さんだった。」

と福山さんがいうほど本当にたくさんのことを教えて頂いたんだそう。
福山さんが時計に凝るきっかけをいただいたり、ライブに来ていただいてお年玉を頂いたこともありました。
そんな深い縁のある緒形さんとの出会いを、福山さんはこう振り返ります。

F「『ガリレオφ』の撮影のときも楽屋ですれ違いだったほど、つい先日まで現役でお仕事されていたんですよ。本当に僕が右も左もわからないときに出会ったんです。でも、僕にとってその時期にお会いできたことは本当にラッキーだったと思うんですよ。自分の中にお芝居の型がなくてまっしろい状態だったからたくさんのことを学ぼうと思いましたし・・・。
でも、まったくなにも学べてなかったのかもしれません。学んだのではなく、すべて緒形さんに引き出していただいたんだと思うんです。」

緒形さんに、自分ではわかっていなかった自分のいい状態を引き出していただいたという福山さん。
それほどまでに強い影響を受けた緒形さんとの思い出は、尽きることがないと福山さんはいいます。

F「北京五輪のリレーのときの北島選手がそうだったように、突出した人っていうのは、周りにいた人の力を最大限に引き出すことができるんですよ。緒形さんは、他の人の力も引き出してくれて、作品自体の力も底上げしてくれたと思っています。緒形さんのように、優れた表現者というのは太陽のような存在・・・すべての生命の源で、なくてはならない存在なんです。そういう存在の緒形さんがいなくなったから、国民にもエンターテイメント界にも喪失感が生まれたんだと思うんですよね。」

『愛はどうだ』の撮影時、まだ慣れないドラマの撮影でとても不安だったという福山さん。
自称“生意気で馬鹿な小僧”だったという福山さんにお芝居のことから女の人のことまで、様々ないろはを教えてくれたのは、他でもない緒形さんだったそうです。

F「一番最初のシーンで、カットがかかった時、それがNGだったんです。そしたら緒形さんが、すごい大声で怒鳴ったんです。『どこがいけなかったんだ!はっきり言えこの野郎!』って。それで現場がシーンと凍り付いて。そのあと、二人っきりになった時僕だけにこっそり『・・・みたいなことしてちょっと現場締めちゃったりしてな。』って言っていて、『あぁ、こうやってやるもんなんだ・・・。』って思って。僕はそういうことできないですけど、緒形さんのやり方を目の当たりにしたというか。」

いまでは映画で主演を務め、“ふくやまつり”を日本全国に巻き起こしている福山さんですが、緒形さんに出会ったのはお芝居の何もかもがわからない状態のころ。
「どうやったら自然にお芝居ができるのか?」といったことを緒形さんに聞いたんだそうです。
すると緒形さん、そんな福山さんに対してこんな言葉をかけてくれたといいます。

緒形さん「“粋”って言葉がすきなんです。“粋”という字は米に十分の九と書きますよね?ごはんを満腹に食べるんじゃなくて、八分目よりちょっと多く九ぐらい頂く、そういう気持ちでやってるんです。」

放送中何度も、

F「何でこんなに覚えていられるのかわからないけど、緒形さんと過ごした時間や教わったことはすごくよく覚えてるんですよ。」

といいながら緒形さんとの思い出を振り返っていた福山さん。
緒形さんのご冥福をお祈りしながらも、こう話していました。

F「僕は、エンターテイメントでこれだけ偉大な人っていうのは、肉体という存在がなくなっても作品として生き続けると思っているので、『人間』緒形拳さんは亡くなったかもしれませんが、『俳優』緒形拳さんは永遠に生き続けるんだと思っています。」

緒形拳さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


投稿時間:2008-10-15 21:59:23
 
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