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8月21日 小原信治の草の根広告社
夏が来れば想い出す。

 8月も残すところあと10日。誰もが通り過ぎた夏の想い出に浸るこの時期になると届くメールがある。その後の資本主義社会に大きな影を落としたといえる、9・11が起きる直前の2001年の夏に書いていたドラマ「早乙女タイフーン」の視聴者の方からのメールだ。
「今年も大竹海岸(※ドラマの舞台になった茨城の海水浴場)に行きました。海はラブリーです」
「毎年この時期になるとタイフー(※加藤晴彦くんが演じていた主人公のライフセーバーの役名)に会いたくなって、DVDを見ています」
 放送終了から7年も経つにもかかわらず、しかもお世辞にもヒットしたとは言えないドラマにもかかわらず、毎年こういうメールを頂くのは心底、脚本家冥利に尽きる嬉しいことなのだけれど、あの作品がそういう愛し方をされている理由が書いた自分にさえ分からなかったし、深く考えたこともなかった。それが、今年になってふとこんな風に思ったのである。
 それは、普遍性の高い、夏の海が舞台だったからじゃないかということだ。そう思わせてくれたのは、比べるのもおこがましいが、今週末の土日に行われる30周年記念ライブでその活動に一旦の区切りをつける、サザンオールスターズである。
 学生時代から聴いていたぼく自身もそうなのだけれど、サザンオールスターズの歌の数々は、単なる音楽を越えて、完全にぼくの中で「ぼくだけの夏の想い出のBGM」となっている。多くの人がそうであるように、ぼくはぼく自身の「あの夏」に会いたくて、サザンオールスターズを聴くのである。
 夏の海は普遍だ。子供の頃も、青春時代も、そして、大人になった今でも尚、そこに行けば、あの頃と同じ景色を見ることができる場所だ。自分自身や自分を取り巻く環境がどれだけ変わっても、あの頃と同じ海を見るだけで、変わってしまった自分の中に今も変わらない自分を見つけることができる。サザンオールスターズの数々の歌は、もはや、夏の海そのものなのだろう。
 自分がこの手で生み出した作品がこの世界の誰かにとってそんな「あの夏を想い出す海」のような存在になっているとしたら、とても嬉しい。
 そして、今週末、ぼくはそんな自分自身の「あの夏の1ページ」を幾つも想い出させてくれる音楽に会いにゆく。どんな自分と再会できるのか、今から楽しみで仕方がない。

小原信治
投稿時間:2008-08-21 21:20:40
 
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