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11月1日 小原信治の草の根広告社
あの日、あの時、あの場所にいなければ…。
 
 1995年1月17日午前5時46分。
この日記でも何度も書いて来たように、「福山雅治のオールナイトニッポン」の大阪での生放送終了後、僕は生涯忘れることはないであろう、あの地震に遭遇した。

 あれから、12年。
あの地震に遭遇していなければ、絶対に書くことはなかったであろう小説「忘れられない恋のうた〜sweet&better〜」を原作にしたテレビドラマが、今週末の11月3日土曜から、被災地となった神戸や大阪でスタートする。

「初恋net.com 忘れられない恋のうた」

episode.1、2は、1988年、1985年の大阪を舞台にした書き下ろしだけれど、episode.3は、1995年の阪神淡路大震災を通じて見聞きしたこと、出逢った人たちの思いを僕というフィルターを通じて書いた、恋愛小説が原作だ。

 先日、大阪でスタッフの方々と飲む機会があった時、これが初めての作品になるという若い助監督の男の子に言われた。
「僕、あの時、小5で、 神戸の一番被害の大きかった地区にいたんです」
 彼はドラマの準備をしながら、自分があの頃見て来たことを、改めて思い出したと言ってくれた。忘れていたけど、忘れちゃいけないんだって改めて思ったと言ってくれた。
「自分の記憶を総動員して、両親やあの頃の友達に見せて恥ずかしくないものを作らなきゃって思いました」
 そんな風に言われて、涙が出た。

 昨日は、大阪で完成披露試写会と記者会見があった。
新聞社の人も雑誌社の人もラジオ局の人も、みんなみんな暖かかった。
 記者会見やプロモーションを終え、後ろ髪ひかれる思いで夕暮れの大阪を後にしながら、12年前、地震の直後に、大阪から東京に戻る飛行機の窓から、街に立ち上る無数の白煙を見て、愕然としたことを思い出した。

 あの日、あの時、あの場所で地震に遭っていなければ、僕はこうして大阪でドラマを書くこともなかっただろうし、助監督の彼と一緒にドラマを作ることもなかっただろう。

 新幹線の窓から見える、無数の街灯りのひとつひとつにある暮らしや命に思いを馳せながら、このドラマが、この街で生きている、ひとりでも多くの人の心を照らす光になればいいな、と、心から思った。

小原信治
投稿時間:2007-11-01 21:03:28
 
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