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この春上京する魂ラジリスナーB |
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僕は大学進学が決まり、上京します。
大学では教育学部に通い、将来はまた長野に戻って教師として働くのが夢なんです。
だからこそ、この4年間は東京での生活を楽しみたいと思っています!
東京へは何度も行っているので大丈夫だとは思うのですが、
あえて言うと・・・周りに山がないことが心配です。
どうも、長野での生活に慣れていると回りに山がないことに違和感があります。
欲しい新生活グッツはテレビです!
こっちから持っていくにもボロボロでいつ壊れてしまうか分からないので。
ちなみに、ラジオはいいものを買うようにしているので問題なしです!
(もよもと 長野県)
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投稿時間:2007-04-04 15:00:37 |
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「東京タワー 〜ボクとラジオと時々オカン〜」第四話後篇 |
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アミューズの役者オーディションに合格したものの、
「年収3万円」というアミューズ側の条件に困り果てたボクは、
仕方なく同居人とともに、三鷹の安いアパートに引っ越した。
しかし、引越し先で毎晩「人生の先輩」から夜のお誘いを受けるはめになり、
ついにボクは同居人との生活に別れを告げて、一人渋谷へと向かった。
次にボクが住むことになったのは、
渋谷区にある、アミューズ社員の実家だった。
ボクは同じくアミューズに所属する他の社員とともに、
その家の一部屋を間借りして、新しい生活を始めた。
男4人での、生活だった。
ボクが借りていたのは2階の部屋で、
階下には共同の冷蔵庫が置かれていた。
当時ボクは何を考えたか、(おそらく、何も考えていなかったのだと思う)、
その家の冷蔵庫に入っているものはすべて、あたかも「自分のもの」であるかのように、
何の断りもなく、自由気ままに飲み食いしていた。
まさしく、「お前のものは俺のもの」を体現していたのである。
当然一緒に暮らしていた仲間からは、
「福山…お前、だめだよ、人のもの勝手に飲んじゃ…」などと怒られていたのだが、
ボクの頭の中には、
なぜか「先輩は後輩におごってくれるものだ」という方程式が刷り込まれていた。
「先輩が買ってくれたものを飲んで、何が悪いんだ」くらいの気持ちだった。
単に「断りをいれる」、という礼節を省いたまでだ。
新しいバイトも始めた。
宇田川町の交番のすぐそばにあった、カフェバー。
黒い服に身を包み、女性の熱い視線を体に感じながら…、
かどうかは定かではないが、とにかくボクは確実に、新しい道を歩み始めていた。
バイトを続けながら、ボクはアミューズのレッスンに通っていた。
体をやわらかくするレッスン、台詞を読むレッスン…
ボクはかなりきちんと通っていたほうだ。
いや、正確に言うと、きちんと通っていた、と思っていたようだ。
というのも、のちにを東根作と当時の話をしていたとき、
彼が言ったことはボクの予想を大幅に裏切る言葉だったからだ。
「まーちゃん、レッスン全然来てなかったよ。
それどころか、レッスンが終わった頃に『お疲れさまです〜』ってふらっとやって来て、
みんなに『飲みいこ、飲みいこ』って誘ってたよ」
たしかにレッスンが終わった後には、いつも中目黒のガード下あたりの飲み屋で、
仲間とモツ鍋を囲みながら、「プロレスラーで本当は誰が一番強いか」なんていう、
他愛もない議論を繰り広げていたような気がする。
映画「ほんの5g」出演の話がきたのは、それからすぐのことだった。
当然ながら、その頃オカンはボクが東京で何をしているのかなど、知る由もなかった。
オーディションに受かってからも、ボクは何一つオカンに報告していなかったからだ。
どうせ、長崎にいるオカンには、東京のオーディションのことなんて話しても、
いまいちピンとこないに決まっている。
ボクが電話越しに、初めて東京での様子をオカンに伝えたのは、
映画「ほんの5g」に出演することが決まってからだった。
正直、「映画出演」という現実に、
いまいちピンときていなかったものの、
ボクは緑色の公衆電話で、オカンに電話をかけた。
「かあちゃん、映画出ることになったと」
「え?ポルノ映画?」
ガチャ。
ムカっときて、ボクはぶつけるようにして受話器を戻した。
しかし…。
撮影初日、スタジオに行ったぼくの初シーンは………「濡れ場」だった。
「じゃあ、ここでちょっと絡んでて」
監督に言われ、「どうやればいいんですか」と聞くと、
「いつも通りやって」という返事が返ってきた。
「え?ポルノ映画?」
咄嗟に昨日のオカンの言葉が甦りつつも、
ボクの心は、これから迎えるシーンに向けてすでにヒートアップしていた。
「いつも通りでいいんですね?」
それは、お相手がモデル出身の長崎では見たこともないような女性だったからだ。
「映画はこれが初めてなんです」と、意気込んでいる。
ピンクのボディコンに身を包んだ彼女は、とても綺麗だった。
しかもめちゃめちゃ、いい匂いがする。
ますます加熱していったボクの心は、あるモノを目にしたことにより、
完全に沸騰寸前になった。
リハーサルのときから何度もスカートが上にめくれあがって、
ストッキング越しに、「東京のきれいなモデルさんのパンツ」が見えていたのだ。
これが「東京」か…。
やったことのないこと、
それもやろうとも思っていなかったものをやること。
それは、思いのほか実感のわかないものだった。
なので、試写会でスクリーンに映った自分を初めて目にしたときは、本当に驚いた。
「へったくそだなぁ…」
そして、映画を見たらしいオカンは、開口一番にこう言った。
「あんた姿勢がわるか」
母親というのは、どうしてこう変なところに目が行くのだろうか。
「あんたね、その猫背やめんね。
それからご飯の食べ方が、とうちゃんとそっくりで、イヤ」
好き勝手いいやがって…。
さらにボクはアミューズの大里会長に「話がある」と呼び出され、
突如こんな宣言をされた。
「お前は『田宮二郎』でいけ」
田宮二郎さんといえば、甘い二枚目から冷酷なエリート、ヤクザなど、
欲望のためなら手段を選ばない悪役までもこなしてしまう、超演技派俳優だ。
「お前は、勝新太郎ではないよなぁ…うん、やっぱり田宮二郎だな。これでいけ」
また勝手に一人で納得している。
ともかく、映画出演を機に、給料も月8万円にアップした。
それでも楽に食っていくことなんて、できやしない。
とりあえず、間借りしている部屋に暮らしている限り、
冷蔵庫の飲み物は飲み放題、エロビデオも見放題だ。
それでも食べるのに困ったボクは、さまざまなツテを頼って食いつないでいた。
事務所に行っては「お金貸して〜」と言い、
おなかがすいたら「ご飯食べに連れてって〜」と言い、
暇になると「飲み行こ〜」と言って、
アミューズの社員3人を順繰りに回る。
ボクは完全に「ヒモタレント」化していた。
みんな優しいから、喜んで(?)お金を貸してくれたり、ご飯をおごってくれたりした。
ちなみにそのときに借りたお金は、いまだに返していない。と思う。
毎日たかりにくるボクに、よく懲りずに付き合ってくれたな…と、今でもふと考える。
ボクは「東京」で、知らないうちにいろんな人に、支えられていた。
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見事、俳優として銀幕デビューを果たした福山少年。
しかし、CDデビューまでにはさらに紆余曲折が待ち受けていた…。
デビューにいたるまでの「空白の時期」には、いったい何が?
『福山雅治版 東京タワー〜ボクとラジオと時々オカン〜』
第五話をお楽しみに!
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投稿時間:2007-04-04 08:05:50 |
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