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3月29日 小原信治の草の根広告社
3月25日、横浜アリーナの裏側で。
 
 「小原さん、あたし、夢が、夢が叶いましたぁ(T_T)」
「十七年モノ」@横浜アリーナ最終日。本番終了後、ステージ裏の薄暗いロビーの隅っこ。PEPSI NEXでひと息ついていたぼくの元に、顔を涙でぐしゃぐしゃにした背の小さな女の子が駆け寄って来た。首から体格に不似合いなでかいレンズの一眼レフを下げた彼女の名はYUKA KOMAI。通称”ゆっけ”。2002年福山さんが当時オールナイトニッポンのパーソナリティーだった西川貴教さんと一緒に世界一周。行く先々でリスナーの夢を後押しした「オールナイトニッポンTV」。そのとき、「カメラマンになりたい」という夢を抱き、ロシアで写真修行した女の子である。
 彼女がその後カメラマンデビューし、音楽誌などで数々のアーティスト写真やライブ写真などを撮っていることは、時々、魂ラジに届く彼女自身からのメールでも紹介していたが、その彼女が、なんと今回、音楽誌などの取材を入れた「十七年モノ」@横浜アリーナ最終日にカメラマンとして参加。その小さな体で1万2千人が盛り上がる会場を走り回り、ステージで歌う福山さんを撮影していたのだった。
「いつかきっと福山さんを撮ることで恩返ししたい」
 彼女の名誉の為に書いておくが、そんな彼女の夢を叶えたのは、デビュー前からの彼女を見守って来た福山さんではない。音楽誌が福山さんと彼女の関係を知ることもないままに、純粋にカメラマンとして彼女に福山さんのライブ撮影を依頼したんだそうだ。
「ホントに良かったですぅ、夢が叶いましたぁ」
 その泣き顔を見ているだけで、本番中、彼女がどんな思いでファインダー越しに福山さんを見つめ、シャッターを押し続けていたか、容易に想像することができた。
「今回のステージ、ゆっけが撮影してたんですね」
 そんなゆっけの様子を話しつつ、ぼくは福山さんに訊いた。
「そうなのよ、ゆっけでしょ?びっくりしたのよ俺も」
 福山さんはそう言った。実を言うとぼくは、てっきり福山さんが昔のよしみで彼女に頼んだのかと思っていたのだ。
「そんなことするわけないじゃん。二度目ならまだしも、一番最初は自分の力で這い上がって来ないと」
 愛情があるからこその厳しい言葉を口にしながら、福山さんはゆっけがその期待に見事に応えてくれたことが、うれしくて仕方ないという顔をしていた。
 17年も第一線で活動している福山さんと仕事をしていると、時々そういった場面に出くわす。まだ何者でもない頃や駆け出しの頃、福山さんと関わりをもった人が、一人前になって「福山さんと仕事をしたい」という夢を叶える場面だ。驚くのは、福山さんが大勢の人と会っているにも関わらず、当時は駆け出しだったそういう人たちのことを絶対に忘れてはいないことだ。きっとそんな福山さんだからこそ、駆け出しの頃に関わりを持った数多くのクリエイターたちがいつか「良い仕事」で恩返ししたいと思うのだろう。既にワイドショーなどでも伝えられていたが、3月25日横浜アリーナ最終日にあったスペシャルイベント。PEPSI NEXのCM記者発表イベントで流すVTRを、構成担当のぼくと一緒に作ってくれた我が事務所オフィスクレッシェンドが誇る新鋭映画監督のひとり、平川雄一郎監督も、かつて助監督時代に福山さんとTBSドラマ「あしたがあるから」「めぐり逢い」で仕事をし、「いつかディレクターとして仕事をしたいって思ってたんですよ」という思いを持っていたひとりだった。そんな平川監督は静岡のライブ会場で約10年ぶりに対面した福山さんが新人だった頃、同じように掛け出しの助監督だった自分と「拳ひとつで天下取ろうぜ」と語り合ったことを覚えていてくれたことにとても感激していた。そして、福山さん自身も、そんな彼と時を越えて、また仕事ができたことをとても喜んでくれていた。
「小原さん、あたし、夢が、夢が叶いましたぁ(T_T)」
 次にそんな言葉を涙とともに告げるのは、今このブログを読んでいる魂ラジリスナーのあなたかもしれない。

小原信治
投稿時間:2007-03-30 06:07:20
 
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