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3月22日 小原信治の草の根広告社
デビュー1年目、22歳の福山雅治。
 
 福山雅治様、デビュー17周年、おめでとうございます。

 さて、昨日横アリでリハーサルを見せて貰いながら、福山さんのデビュー17周年について何か書こうと思ってネタを探していたぼくは、思い出した。そういえば、家の倉庫に確かアレがあったじゃないか、と。早速家に帰って、埃だらけの倉庫から一本のビデオテープを探し出した。

「サウンドファイター(1991年3月放送)/ゲスト 福山雅治」

 デビュー1年目。22歳の福山さんが2枚目のアルバム「LION」のプロモーションの為に出演したTVKの「サウンドファイター」という田中健さん司会の音楽トーク番組。おそらく所属事務所のアミューズさんも持っていない貴重なものだと思われるが、なんでそんなお宝ビデオがウチにあるのか。別にネットで買ったわけでも、売れる前からのファンでエアチェックしてたわけでもない。ましてやユーチューブでも絶対に上がらないだろう。なんてことはない。実はこの番組、放送作家1年目、当時21歳のぼくが生まれて初めてピンで構成していたテレビ番組なのだ(^_^)v

 早速16年振りにデッキに入れ、プレイボタンを押してみる。懐かしいオープニングタイトルがあけると、いきなり「アクセス」。ブルージーンズに薄いブルーのシャツを第二ボタンまで肌けた福山さんが黒いアコギ片手に歌い始める。おそらく、長年のファンの方や、昔を知らない10代のリスナーが見たら「キャー!若い!肌キレイ!」そんな絶叫を上げるお宝映像だろう。いやいや、確かに肌はキレイだ。声も少し若い。でも、ぼく自身の反応は意外にも「…変わってないじゃん」。ただひとつ、衣装が驚くほど安上がりであろうことを除いては、佇まいや醸し出す存在感や雰囲気は今となんら変わらないような気がしたのだ。それは今の年齢やポジションでこそ普通だけど、当時の売れていない新人にしてはきっと態度がでかいというか、落ち着き過ぎだと思われたはずだ。当時のぼくはこの無名の新人さん(ぼくも単なる駆け出しの放送作家だったが(^_^;)…)をどう思っていたんだろう、と思った瞬間、歌っている福山さんの下に福山さんの紹介テロップが流れて来た。そう、今思えば、ぼくが初めて福山さんについて書いた文章のはずだ。確かに見覚えがあった。頂いた紙資料と取材メモをベースにCDラジカセで「LION」のサンプル盤を聴きながら、武蔵小杉駅から徒歩7分、家賃8万円のワンルームマンションで書いた奴だ。まだパソコンはおろか、ワープロもなく、テレビ用の原稿用紙という奴に手書きだった。ちなみに恥ずかしながらツッコミつきで全文を掲載すると…

「福山雅治 1969年長崎に生まれる。中学時代、音楽にめざめバンドを始める。その当時から彼には光るセンスがあった。(←見たんかい!)その後上京し、アミューズ・オーディション合格を機に1990年レコードデビュー。(←レコードデビューって…)大きなスケール感と骨太なサウンドはこれからの音楽シーンには欠かせない存在になるだろう。(←当時4回に1回は新人さんにこのフレーズを使ったが、今思えば本当に欠かせない存在になっているのは福山さんだけだ…)」

 そんなこんなで歌が終わり、いよいよトークへ。「…変わってないじゃん」というぼくの印象は、そこで確信に変わった。まずは初っ端の「音楽をやるきっかけはなんだったの?」という質問。取材を元に作った台本では確か「中学時代にバンドを…」という答えだったと思うけど、22歳の福山さんが本番で切り出した言葉は「もともとブラスバンド部だったんですよ…そこからバンドになって…」と高校時代までのバンド話を1年目にしては流暢に話し始めた。それに続く「じゃあ音楽をやる為に高校を出てすぐに上京して…?」という質問にも、「いや、一度サラリーマンになってるんですよ…」と返してから、上京話に入った。ピザ屋をクビになった、運送屋でボスにピンハネされたという一連の上京悲惨話。そして、材木屋からオーディションに至るくだり。そして、随所に盛り込まれる「母ちゃんが…」という言葉。普通ならば格好つけて端折るであろうブラスバンドもサラリーマンも、おまけに母ちゃんも隠すことなくさらけ出すスタンスも、人を惹きつける話の構成も、ちょうど今、魂ラジでやっている上京物語を語る福山さんと殆ど変わらないものだったのだ。
 そして、再び歌。「風をさがしてる」「逃げられない」と最近TVでは珍しくなった印象のある激しいロックナンバーを「アクセス」のままの衣装で(^_^;)、でも目だけはギラギラさせて立て続けに二曲披露した後は、再度トークブロックへ。
 アルバムのプロモーションということで「雨のメインストリート」という曲にまつわる貴重なトークを高校時代のエピソードとともに披露する福山さん。
「高校時代にこの歌のサビだけはあって…今回5年越しで作ったんですよ」
 そこから歌詞について、そして、今後作っていきたい歌について最後に訊かれた22歳の福山さんは、こんな風に答えていた。
「なるべく自分に対して正直でありたいです。飾らない自分を書いていきたいと思います」
 やっぱりだ。何も変わっていない。少なくとも福山さんが本質の部分では16年前と、そして17年前とも何も変わっていないことを、16年前に自分が構成した番組を見て、改めて思い知らされた。誰かの歌にもあったが、この人は変わらない為に変わってゆくのだな、と。だから、いつもブレないのだな、と。
 あれから16年。ぼく自身は何が変わって、何が変わっていないのか。そして、本質はブレていないか、ということを改めて考えさせられた福山さんのデビュー17年記念日だった。

3月21 日、横浜アリーナでのデビュー記念日ライブがどんなものだったかは、きっと横アリでのライブがすべて終わった、来週3月31日の魂ラジできっと話してくれると思いますので、お楽しみに(^_^)v

小原信治

投稿時間:2007-03-22 14:49:38
 
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