有「そう言えば、こんな事もありました。
ある年の年末に、芸人の先輩後輩を集めて忘年会をやる事になって…
一人の後輩が、
「カノジョと予定があるんで僕はいいっす」
って言って、来なかった事があるんです。」
上「ほう」
有「・・・で、先輩とかも来てたので、
これはマズいと思ったからソイツに電話して
「いいから挨拶だけでもしに、一度顔を見せろ!」って
怒鳴りつけたんです。」
上「・・・」
有「そしたら、その後輩も「今すぐ行きます!」って言って、
その後、その飲み会の場所に着くなり、土下座!
僕にあやまるんです!
で、僕は「そんな俺らの間柄で土下座もなにもない。
結果的に来てくれて嬉しいし、別に怒ってないからさ…」
って言ったら、そいつ安心したせいでウワーって泣き出して…」
上「ほう」
有「…で、そこまではいいんですけど、
謝ってる最中にポケットからポロっと落ちたのが…」
上「・・・!?」
有「メリケンサックです。」
上「は!?」
有「なんか、僕が怒ってると思ったから
最悪殴られそうになったら、そのメリケンサックで
反撃しようと思ってたらしいんです・・・」
上「ヒデえ話だな・・・で、お前はどうしたんだ!?」
有「『えへ・・・エヘヘヘ・・・でもまぁ、
それを使わなくて良かったよね…』って…」
上「でたな・・・カラ笑い・・・」
有「とにかく、僕は後輩から深刻に人望がないんです・・・」
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